ゴルフの偉人たちの名言10選をご紹介!
ゴルフの偉人達が残した名言。
これらは様々な困難を超えて、そして色々な状況を経験したからこそ出た重みのある言葉であり時代を超えて人々の心を動かすものです。
たまにはスキルを磨くのではなく、偉人達の名言に触れてみてはいかがでしょうか?
今回は数あるトッププロの名言を厳選してご紹介していきます。
目次
1 海外トップゴルファーたちの名言5選!
1-1 アーノルド・パーマー
アーノルド・パーマーは、ゴルフの祭典でもあるマスターズにおいてなんと4回も優勝、全体での優勝回数はメジャーで7勝、米国男子で62勝を果たしたスター選手です。
熱狂的なファンも多く、彼のファンを総じて”Arnie's Army(アーニーズアーミー)”と呼ばれていたほどの人気でした。
そんなレジェンドと呼ばれる彼の名言がこちら。
"Putting is like wisdom - Partly a natural gift and partly the accumulation of experience."
"パッティングは知恵のようなもの。一部は生まれつきの才能で、一部は経験の蓄積である。"
パッティングは一打でスコアが左右されるものであるため、慎重になりがちですよね。
それはトップゴルファーでも一緒。しかし簡単そうに見えるのは、それは様々な状況でのパッティングを経験しているからこその余裕なのです。
アマチュアであろうと初心者であろうと、知恵を習得するようにたくさんのパッティング経験を積むことで、様々な状況に対応できるスキルをつけることができるのではないでしょうか。
1-2 ボビー・ジョーンズ
終生、アマチュアであることを貫き、その自制心に富むプレースタイルから「球聖(きゅうせい)」と呼ばれたボビー・ジョーンズ。
彼は、ゴルファーである傍ら、なんと弁護士としての職業にも就いていました。
アマチュアでありながらプロを上回る実力で、世界4大タイトル制覇(全英オープン、全米オープン、全英アマ、全米アマ)、年間グランドスラム達成、合計でメジャー選手権を13回優勝するといった成績を残しています。
そんな彼の名言はこちら。
"I never learned anything from a match that I won."
"私は、勝ったゲームから何も学び得たものはない。"
彼が言いたいことはきっと、"人は敗れるからこそ学び得られるものがある"ということ。
それは試合でなくでもミスショットやうまく行かなかった時こそ、どうしてこうなったのかと考え直したり、次はじゃあこうしてみようと様々なことを学ぶ機会になりますよね。
そうして失敗や敗北を経験することによってうまく行ったり試合に勝つことができるのです。
たとえミスショットをしてしまっても、"これもまた学びだ!"というように感じられればもっとステップアップできそうです。
1-3 ベン・ホーガン
メジャー優勝は9回、米ツアーは64勝、「Ice Man(アイスマン)」や「Big Ben(ビッグベン)と呼ばれ活躍したのがベン・ホーガン。
大活躍中の1949年に大事故に遭い、もうプロとしては復帰できないと医者に言われるほどの重症を負いました。
しかし、その事故の7ヶ月後にはクラブを握り11ヶ月後にはトーナメントに出場したというから驚きです。
さらにはトーナメント復帰5ヶ月後の全米オープンで優勝しました。
そんな屈強なゴルファー、ベン・ホーガンが言った言葉はこちら。
"A good round of golf is if you can hit about three shots that turnout exactly as you planned them."
"思い通りのショットが3回くらい打てれば、それは良いラウンドであったと言える。"
全てのショットが思い通りに打てることは難しいですよね。
理解してはいても、ラウンドにでると悪いショットに落胆してしまったりそこからスコアが崩れてしまったり…。
しかしラウンドを終えてスコアが悪くても、「あの時いいショットが打てたな!」なんて思えることは、次のラウンドへの活力になったり、また"あのショットが打てるように頑張ろう!"という気持ちになれるわけなのです。
あのベン・ホーガンでも「3回ぐらい、いいショットが出ればいい」と言っているのです。
リラックスしてゴルフを楽しみましょう。
1-4 ジャック・ニクラウス
「ゴルフの帝王」と呼ばれ、メジャー通算18勝という強さで人気をあつめたジャック・ニクラウス。
彼の特徴は何と言っても「飛ばし屋」であること。
1963年に全米プロで開催されたドラコンで、なんと342ヤードを記録して優勝。
しかもその記録は20年間破られることはありませんでした。
メジャー通算18勝の内、マスターズはなんと6回優勝。アメリカツアーは73勝と圧倒的な強さで有名です。
そんな彼の名言はこちら。
"I never missed a putt in my mind."
"私は、イメージの中でパットをミスしたことはない。"
ジャック・ニクラウスの強さは、単に飛距離だけではなくパッティングの強さにもあると言われています。
全体に決めなければなならないパットを必ず決めることは、彼にとって真の強さであり、それが入らなくなったため引退したというほど。
この言葉は圧倒的な強さを誇る彼だから言える言葉かもしれませんが、実際これは私たちにもできること。
この言葉以外にも、彼の発言からイメージトレーニングをしていたことがわかります。
様々な状況をイメージして「どの距離をどう打ったらボールはどう転がってカップインして行くのか?」を想像することが大切です。
技術的な練習も大事ですがイメージトレーニングも取り入れていきたいですね。
1-5 タイガー・ウッズ
ゴルフを知らない方でも圧倒的な知名度を誇るのが、現役で活躍するタイガー・ウッズ。
ゴルフを始めたのはなんと生後9ヶ月。8才で70台のスコアが出せていとは…まさに天才ですね。
その後アマチュアでも様々な大会で優勝を飾り、プロ入り3年で世界ランキング1位。
メジャーでは15回優勝。なんと現在までに3度のグランドスラムを達成し、アメリカツアーでは82回優勝という歴代1位タイの記録も樹立しています。
現在も活躍している、ゴルフ界のスーパースターです。
そんなタイガー・ウッズの言葉はこちら。
"I smile at obstacles."
"私は困難に微笑む。"
日本語にすると少しニュアンスが伝わりにくいですが、つまりは「どんな障害・困難も楽しむこと」とも捉えることができます。
ラウンドをしていても、様々な難しい状況に陥ることがあるかと思います。
そのような時、緊張して体が固まってミスショットをしがちですが、タイガー・ウッズのように「やってやるよ!」という気持ちで楽しむことが、強さに繋がるのではないでしょうか。
2 日本トップゴルファーたちの名言5選!
2-1 中部銀次郎
中部銀次郎とは、1960年〜1970年に活躍したアマチュアのカリスマゴルファー。
日本アマでは計6回の優勝を達成し、プロトーナメントでも優勝経験あり。
「プロより強いアマチュア」と呼ばれるほどの活躍をしました。
そんな彼の言葉がこちら。
"起こったことに敏感に反応してはいけない。やわらかくやり過ごすのだ。"
ラウンドをしていると、思ってもいない様々なことが起こりますよね。
例えば、OBかとおもったボールが木にぶつかってフェアウェイに戻ってくるラッキーなことがある一方で、誰もが入ると思ったパットが外れたり、いいショットがディボットに埋まったり…。
そういった予想外の出来事に敏感に反応していると冷静な判断、そしていつも通りのプレーができなくなりがちです。
いいことも悪いことも謙虚に、平常心で対応することが次の良いショットへと繋がるのではないでしょうか。
2-2 青木功夫
日本プロゴルフツアーの永久シード権を保持している、青木功夫。
彼は1980年に全米オープンで準優勝、1983年にはPGAツアーで日本人で初めて優勝をした人物です。
その後、米国シニアツアーでも日本人で初優勝。日米で殿堂入りしているまさにゴルフ史に残るトップゴルファーです。
そんな彼の言葉はこちら。
"教訓は過去のいいプレーからは得られない。いいプレーは甘い記憶でしかなく、思い出しては酔い痴れているだけである。"
この言葉は、ボビー・ジョーンズの言葉に通ずるものがありますね。
いいショットやいいプレーも大事だけど、もっと大切なのはミスショット。
ミスショットから何を得られるかがゴルフのスキルアップには欠かせないことなのです。
2-3 尾崎将司
尾崎将司は、プロゴルファーであり元プロ野球選手としても活躍した人物。
「ジャンボ尾崎」の名でも知られており、彼は日本ゴルフツアー通算94勝、マスターズでは8位タイなどの成績を残しています。
さらに通算優勝回数は113回で世界プロツアー最多記録として、世界ゴルフ殿堂入りもしているプレーヤーです。
そんなジャンボ尾崎こと、尾崎将司の言葉はこちら。
"ゴルフは心・技・体ではなく、体・技・心の順なのだ。"
彼は、「体」がまずなければスキルも獲得することができないということ、全ての土台である「体」がなければなにも達成できない、と言っています。
彼がゴルフ界に現れるまでゴルフ界は「技」の世界でした。しかし、強靭な肉体を生かした尾崎将司のプレースタイルによって、それまでのゴルフ界をアイデンティティを一気に変えたのです。
2-4 岡本綾子
岡本綾子は、日本女子で初めて本格的にアメリカツアーに参戦した女子プロゴルファー。
日米含め、優勝は62回、1987年にはアメリカ人以外で史上初のLPGAツアー賞金女王になるなど、日本女子プロゴルフ界のスター。ゴルフ殿堂入りも果たしています。
そんな彼女の言葉はこちら。
"ゴルフが上手になるには、シンプルに考えること。ボールにフェースを当てて振りぬく。それだけ。"
多くのゴルファーが緊張や考えすぎてしまうことから、ミスショットを打ってしまいます。
彼女が言ったように、シンプルに考えることができればもっといいショットが打てるのかもしれません。
ミスショットが起きてしまった場合も、原点に立って多くを考えずに、ただ「フェースに当てて、振り抜く」ことを常に意識することが重要です。
2-5 石川遼
最後にご紹介するのは、現在も活躍している石川遼。
「ハニカミ王子」と呼ばれ、ゴルフを知らない人でも彼を知らない人はいないと言えるくらいに知名度と人気があるゴルファーです。
彼は男子ツアーとして世界最年少優勝や日本での最年少賞金王になるなど、アマチュア時代からトップゴルファーとして活躍しています。
そんな彼の言葉はこちら。
"結果が悪くてもそれが実力です。僕は調子が悪いとかいいとか思ったことはないんです。それも含めて自分の力だと思っていますから。"
ラウンド中に、今日は調子がよくない…なんて思うことは多くあると思います。
しかしそれも自分の実力のうち。それを受け入れて、いかに次のショットに集中できるかが重要です。
それを積み重ねることで、本当の実力も身についてくるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、歴史的な偉人ゴルファーから現在も活躍するトップゴルファーまで、10人のゴルファーの言葉をご紹介しました。
どれだけスターであっても私たちと同じように調子がわるい時もありますし、 ミスショットをする時もあります。
しかし彼らはそれから逃げずにポジティブに受け入れることを大切にしていることがわかりますね。
たまには、こういった偉人たちの名言に触れることもスキルアップに繋がるかもしれません。

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