「プロゴルファー」とは?ゴルフの資格とプロへの道のり | CLUNK クランクゴルフ公式サイト

「プロゴルファー」とは?ゴルフの資格とプロへの道のり

progolfer-license-01

皆さんは、テレビ中継などでプロゴルファーの試合を観戦することはありますか?

中には、大ファンのプロゴルファーがいる!という方も多くいらっしゃるかと思います。

一方で、ゴルフスクールに通い、日々スコアアップに向けてコーチからゴルフについて教わる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ティーチングプロは、私たちにゴルフのいろはを教えてくれますよね。

大会で戦うプロゴルファーと、スクール等で教えてくれるティーチングプロ。彼らはどういった方法で「プロゴルファー」になるかご存知ですか?

今回は、そんな「プロゴルファー」の資格の種類と資格取得方法を詳しくご紹介します。

1 ゴルフのプロ資格の種類

ゴルファーにおけるプロの資格は大きく2つあります。

ひとつは「トーナメントプレーヤー(TP)」

ゴルフのトーナメントに出場できるほどの技能や知識を有したものに付与されます。皆さんがよくテレビで応援していたり、見たことがあるプロゴルファーのほとんどはこの「トーナメントプレーヤー」の資格を有しています。

「ツアープロ」と呼ばれることも多く、聞き覚えのある方も多いかと思います。

もう一つは「ティーチングプロ(TCP)」。

ゴルフを教えたり指導する技能に優れ、尚且つ広範に渡るゴルフの知識を有した者に付与されます。アマチュアだけでなく、トーナメントプロを教えるプロコーチとして活躍している方も多くいらっしゃいます。

ちなみに、この2つの資格には特に期限などはなく、一度取得すると一生「プロ」として通用します。ゴルフ界で「プロ」を名乗れることは一般ゴルファーとしては羨ましい限りですね…!

2 プロゴルファーの資格を取るには?

2-1 男子トーナメントプレーヤーの場合

progolfer-license-02

トーナメントプレーヤーの資格は、男子と女子では若干仕組みが異なります。

男子の場合、ゴルフの資格認定は、公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下、PGA)により1957年から一貫して行われています。

そのPGAによって、毎年1度「PGA資格認定プロテスト」と呼ばれる、いわゆる実技テストを受けることで資格を取得することができます。それでは、2017年度に実施されたプロテストの一連の流れを詳しく見てみましょう。

 

5月中旬-プレ予選(全国2会場)

〈出場資格〉

・申し込み年度中に16歳以上の男性

 

6月中旬-第1次プロテスト(全国2会場)

〈出場資格〉

・プレ予選通過者

・PGAが定めるゴルフ団体の1次プロテスト推薦に該当する者

・PGAティーチングプロ

・前年度最終プロテスト出場者

・PGAが定めるアマチュア競技成績の上位4位~10位

 

7月中旬-第2次プロテスト(全国3会場)

〈出場資格〉

・1次プロテスト通過者

・PGAが定めるゴルフ団体の2次プロテスト推薦に該当する者

・PGAティーチングプロ選考会による出場資格取得者

・PGAが定めるアマチュア競技成績の優勝者、2~3位者、JGAナショナルメンバー

 

9月上旬-最終プロテスト(1会場)

〈出場資格〉

・2次プロテスト通過者

・PGAが定めるゴルフ団体の最終プロテスト推薦に該当する者

・PGAティーチングプロ選考会による出場資格取得者

・PGAが定めるアマチュア競技成績の優勝者

・その他PGAが承認した者

 

上記の4つのテストを経て、最終プロテストの上位50位タイ迄のゴルファーが合格となり、晴れて「プロ」となります。

プレ予選は16歳以上の男性であれば誰でも受験可能ですが、予選を通過するに伴い、アマチュア大会での上位者などの強者たちが増えてくるので狭き門であることは間違い無いですね。さらにおよそ5ヶ月間に及ぶ実技テストは、各自のコンディションや調子をキープし続けることすら難しそうです…!

2-2 女子トーナメントプレーヤーの場合

progolfer-license-03

女子の場合、一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下、LPGA)により、男子同様毎年1回「LPGAプロテスト」が実施されています。受験資格と受験時期は以下の通りです。

 

8月~9月−第1次予選

〈出場資格〉

・開催年度4月2日時点で満17歳以上の女性

・JGA/USJAハンディキャップインデックス5.0以下程度の実力を有する者を推奨する

 

9~10月-第2次予選

〈出場資格〉

・第1次予選通過者

・前年度最終プロテスト出場者

・上記以外でLPGAが承認した者

 

11月-最終プロテスト

〈出場資格〉

・第2次予選通過者

・当該年度ティーチンングプロ単年登録者

・日本女子アマチュアゴルフ選手権の優勝者(過去3年間及び当該年度)

・日本女子学生ゴルフ選手権の優勝者(過去3年間及び当該年度)

・日本女子オープンゴルフ選手権のローアマチュア(過去3年間及び当該年度)

・ステップ・アップ・ツアー各競技の優勝者(前年度)

・上記以外でLPGAが承認した者

 

競技人口からか、男子とは予選が1つ少ないですが、最終プロテストの上位20位タイまでが合格者として「プロ」となります。なんと、男子よりも少ない人数しかプロになれないのです…!

近年、女子プロゴルファーはとても人気がありますが、みなさん狭き門を通ってきたと思うと、さらに応援したくなりますね!

2-3 ティーチングプロの場合

ティーチングプロの場合、男子のトーナメントプロと同様に、毎年1度PGAによる資格認定試験を受けることとなります。受験資格と受験内容をみてみましょう。



〈受験資格〉

・受験年度に20歳以上に達する者

・PGA在籍10年以上の会員が推薦する者

・PGAが定める団体が推薦する者

・PGAトーナメントプレーヤー会員

・LPGAが推薦する者

・上記以外でPGAが特別に認めた者

※2.~6.に該当する者は書類審査のみでプレ実技審査はなし

〈テストスケジュール〉

・5月上旬-書類審査

・6月上旬-プレ実技審査

・8月上旬-実技審査

・9月下旬-最終審査(面接審査及び筆記試験)

 

9月下旬に開催される最終審査に合格することがティーチングプロへの道となりますが、さらにその後、座学講習、実技指導、各種検定試験などの講習会を受講した上で晴れて"B級"のティーチングプロとして認定されます。

実はティーチングプロ資格には、「ティーチングプロA級」とよばれる最上位の資格があります。ティーチングプロA級になるにはゴルフ指導だけには留まらない、この先のゴルフ界を担ういわばプロフェッショナルを目指す講習を受けなければなりません。

また、A級資格認定と同時に「ジュニア指導員資格」も認定されるとのことで、いかにティーチングプロの資格がゴルフ界を担い、育てていく意識がないと認定されないものであるかがわかりますね。

3 トーナメントプレーヤーの資格を所有してもトーナメントには出場できない!

progolfer-license-04

実はトーナメントプレーヤーの資格は、トーナメントに出場できるほどの技能や知識を有したプレーヤーに対してのライセンスであり、実際にPGA主催の競技を除いたトーナメントに出場する権利が与えられるわけではありません。

トーナメントに出場するには、クォリファイングトーナメント(以下QT)と呼ばれるトーナメントでトーナメントに出場するだけの順位を獲得しなければならないのです。

QTとは日本ゴルフツアー機構が毎年1回実施している、4つの試合から構成されるトーナメントです。このQTで上位になることでようやく次年度の本トーナメントに出場できるのです。

プロゴルファーになったとしてもそれは資格のみであり、さらに実力がなければトーナメントには出場できないということ。プロ資格を取得することすら難関なので、改めて普段テレビでトーナメントに出場する選手を見ると、雲の上の存在に感じてきますね…!

4 プロテストを受けずにトーナメントプレーヤーになれるケースがある?

プロテストを受験する年齢基準が満たされていれば、「プロ宣言」をすることでトーナメントプレーヤーとして認められるケースがあります。

それは、年齢基準を満たしたアマチュア選手がツアートーナメントに参加して優勝すること。

宮里藍選手や石川遼選手、松山英樹選手は「プロ宣言」をしたことで高校や大学在学中にプロゴルファーとなりました。ゴルフ初心者でも、ひょっとしたらゴルフを知らない方でも聞いたことがあるくらいの実力のある選手ですね。

ちなみに「プロ宣言」を行った選手は、QTに出場する必要もないのですぐにほとんどのトーナメントに出場することができます。それほど「プロ宣言」はプロテストを合格することよりも難しく、超一流の選手でないと不可能であるかがわかりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

プロゴルファーの資格取得における出場資格は、以外にも年齢制限くらいで門戸は広く、誰にでもチャンスはあります。しかし、やはりプロの道。トーナメントプレーヤーであれば、トーナメント出場のためのQTでの順位獲得、ティーチングプロであればスキルだけでなくより細かい知識を身につけた上で挑まなければなりません。

ゴルファーの憧れでもあるプロゴルファー。テレビなどでよく見るプロゴルファーはこういった厳しい環境の中から勝ち抜いてきたということを考えると、もっと魅力的に見え、ゴルフ観戦も楽しくなること間違いないでしょう!