プロゴルフの世界「グランドスラム」の歴史と記録とは? | CLUNK クランクゴルフ公式サイト

プロゴルフの世界「グランドスラム」の歴史と記録とは?

「グランドスラム」という言葉をご存知でしょうか?

人によっては、プロのテニスで聞いたことがある!なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はこの「グランドスラム」はプロゴルフの世界でも使われる言葉なのです。

今回は、ゴルフにおける「グランドスラム」とは何か、分りやすくご紹介します。

1 そもそも「グランドスラム」の意味とは?

1-1 プロスポーツ界でよく耳にする「グランドスラム」

よくプロテニス界で聞くことの多いグランドスラム。

テニスにおけるグランドスラムとは、国際テニス連盟が定めた4大メジャー大会を全て優勝(制覇)することを指します。

しかも「1シーズンで全て制覇する」ということ。

このことを耳にするだけで、相当強い選手でなければ到底達成できないものであるとお分りいただけるかと思います。

一方でゴルフもテニス同様、強豪選手が一堂に集まりプレーするメジャー大会を全て制覇することをグランドスラムと呼んでいます。

1-2 由来は「トランプゲーム」?

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ではなぜ、メジャー大会を完全制覇することを「グランドスラム」と呼ばれるようになったのでしょうか?

その由来はトランプゲーム(カードゲーム)からきていると言われています。

それは「コントラクトブリッジ」と呼ばれるゲーム。

そのゲームで完全勝利を果たすことを「グランドスラム」と呼んだのが語源と言われています。

それがテニスやゴルフなどのスポーツ界にも使用されるようになったのです。

ちなみにグランドスラムは英語のスペルで「Ground Slam」。

「Ground = 主要なもの、主な Slam = 一掃する、たたきつける」を合わせると「全てを一掃する」という意味になる事から、「完全制覇」となるわけなのです。

1-3 グランドスラム対象の大会

グランドスラムを達成するには、それぞれ定められたトーナメントで優勝する必要があります。

詳しくみてみましょう。

1-3-1 男子プロゴルフ

・マスターズ・トーナメント(The Masters)

・全米オープン(U.S Open)

・全英オープン(The Open)

・全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)

ゴルファーであれば聞いたことのあるような、とても有名な大会が対象となります。

男子プロゴルフ界においては上記のメジャー戦にて優勝することが「グランドスラム」として認められているのです。

1-3-2 女子プロゴルフ

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・全米プロゴルフ選手権

・全英女子オープン

・全米女子オープン

・ANAインスピレーション

・エビアン選手権

女子プロゴルフ界では、上記の5大メジャー大会を制することがグランドスラムと呼ばれています。

ここで、なぜ男子は4大会で女子は5大会あるのか疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。

実は、女子ゴルフのメジャー大会はこれまで幾度となく変更されてきました。

例えば、「全英女子オープン」はかつては「デュモーリエ・クラシック」として開催されていました。

さらに2013年には「エビアン選手権」がメジャー大会として追加され、5大メジャー大会として現在まで開催されています。

もうしかしたら、今後も何かと変更があるかもしれませんね。

1-3-3 シニアプロゴルフ

・シニア・プレーヤーズ選手権

・全米プロシニアゴルフ選手権

・全米シニアオープン

・全英シニアオープン

・リージョンズ・トラディション

グランドスラムの対象となるメジャー大会は男子プロゴルフ、女子プロゴルフだけかと思いきや、シニアプロにも存在しています。

ちなみにプロのシニアゴルファーは50才からが対象、アマチュアのシニアゴルファーは男子が55才、女子が50才からです。

2 様々なグランドスラムと歴代達成選手

これまで、グランドスラムの基本的な知識と対象選手権をご紹介してきましたが、果たして達成したゴルファーはいるのでしょうか?

2-1 グランドスラム

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まず、世界で初めてゴルフに対して「グランドスラム」というワードが使われたのは1930年のこと。

ボビー・ジョーンズ選手が当時のメジャー選手権を同年に制覇したのが始まりです。

ちなみに当時の男子プロメジャー選手権とは、全米オープン、全英オープンに加えて全英アマチュア、全米アマチュアが対象でした。

このボビー・ジョーンズがグランドスラムを達成してから現在の4大メジャー選手権に変更し現在まで、実は達成した選手はまだ誰1人としていません。

いかに厳しい世界であるかがわかりますね…!

ちなみに、かつてタイガー・ウッズ選手が年を跨ぎながらも連続して4大メジャーを制覇することがありました。

本来グランドスラムは1シーズンでの4大大会制覇を意味するものではありますが、これをグランドスラムを呼ぶべきか否かが話題になったそう。

結果的には認定はされずに終わりましたが、別名「タイガースラム」として偉業を讃えられたそう。

2-2 キャリア・グランドスラム

未だかつて1人しか達成していないグランドスラム。

どれだけ強い選手であったとしてもこの偉業を達成することは難しく、想像がつきにくいものでしょう。

しかし、グランドスラムにはもう一つの種類が存在します。それは「キャリア・グランドスラム」。

キャリア・グランドスラムは、通常のグランドスラムとは違って「生涯のうちに全てのメジャー選手権を制覇すること」を対象としています。

このキャリア・グランドスラムに関しては、先ほどのタイガー・ウッズをはじめ、ジャック・ニクラス、ベン・ホーガンなどを含む男子プロ6名が達成。

女子プロに関しては、2003年にアニカ・ソレンスタム選手が達成、合計で6名の選手がキャリア・グランドスラムを達成しています。

ちなみにキャリア・グランドスラムの他にも「ダブル・グランドスラム」(全てのメジャー選手権で2勝以上)と呼ばれるものがあり、タイガー・ウッズ選手がかつて達成しているものも。

さらには、全てのメジャー選手権で3勝以上することを「トリプル・グランドスラム」と呼び、ジャック・ニクラス選手とタイガー・ウッズ選手が達成しています。

改めて、グランドスラムの厳しさ、そしてタイガー・ウッズ選手すごさを実感できるかと思います…!

3 まとめ

いかがでしたでしょうか?

グランドスラムはどれだけ上手くて強いプロゴルファーにとっても難関な偉業であることがお分りいただけたかと思います。

と同時に、それと近いような形でキャリア・グランドスラムやトリプル・グランドスラムなどを達成しているタイガー・ウッズ選手の桁外れな実力に驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このようにゴルフは自分がプレーするだけでなく、プロの世界をのぞいてみるのも楽しみのひとつです。

プロのトーナメントをチェックしていれば、いつかはグランドスラムの瞬間に出会えるかもしれませんね!