ゴルフのスルーザグリーンとは?初心者が困惑しやすい3つの事例と対処法 | CLUNK クランクゴルフ公式サイト

ゴルフのスルーザグリーンとは?初心者が困惑しやすい3つの事例と対処法

皆さんは、ゴルフコース内にある「スルーザグリーン」というエリアをご存知でしょうか?

初心者の方の場合、「どこかで聞いたことがあるような気がするけれど、具体的にコースのどの部分をのことを指しているのかわからない...」という方も多いはずです。

ゴルフはエリアによって適用されるルールが微妙に異なるため、自分のプレーしている区域について把握することはとても大切。

しっかり理解しておかないと、思わぬシーンでペナルティを受けてしまうことも...。

本日はゴルフ初心者の方に向けて、スルーザグリーンの概要やルールについて詳しくご紹介したいと思います。

1 そもそもスルーザグリーンって何?

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具体的に何処のエリアを指しているのかいまいち分かりづらいスルーザグリーン。

まずはその概要について確認していきましょう。

1-1 ティーイングラウンド グリーン ハザード以外の全ての場所のこと

スルーザグリーンとは、簡単に言ってしまうと「ティーイングラウンド、グリーン、ハザードを除いた全ての場所」のことです。

そもそもティーグラウンドとかハザードって何?という方のために、念のため各ゴルフ用語の意味について確認します。

  • ティーイングラウンド...各ホールのスタート地点のこと
  • グリーン(パッティンググリーン)...ボールを入れるカップの設置された芝生エリアのこと
  • ハザード...コース内における障害区域のこと。主にバンカー(砂地のくぼみ)とウォーターハザード(池や小川)の2つがある

要するに、上記3つを除いたエリアがスルーザグリーンなのです。さらに具体的にいうと、以下のようなエリアがスルーザグリーンに含まれます。

  • フェアウェイ...短く刈り込まれた芝生エリアのこと
  • ラフ...フェアウェイの周りにある長く伸びた芝生エリアのこと
  • グリーンエッジ...グリーンの周りにある長く伸びた芝生エリアのこと。フェアウェイとグリーンを区別する役割がある

ちなみにOB(Out of Bounds)はスルーザグリーンに含まれないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、OBはプレー区域外ですのでスルーザグリーンには該当しません。

1-2 新ルールでは「ジェネラルエリア」という名称に変更

2019年の1月1日以降に適用されるゴルフの新ルールではスルーザグリーンという名称は廃止され、新たに「ジェネラルエリア」という名称に変更されました。

ちなみに新ゴルフ規則上では、ジェネラルエリアを以下のように定義しています。

ジェネラルエリア

コース全体から他の4つの定義されたエリア(つまり(1) プレーヤーがプレーする ホールをスタートするときにそこからプレーしなければならないティーイング エリア、(2)すべてのペナルティーエリア、(3)すべてのバンカー、(4)プレー ヤーがプレーしているホールのパッティンググリーン)を除いたコースエリア。

ジェネラルエリアには次を含む:

• ティーイングエリア以外のコース上のすべてのティーイング場所。そして、

• すべての目的外グリーン

出典 : 新ゴルフ規則 第2章 「定義」p.229より

何だか難しいことを言っているように見えますよね...。でもご安心ください!名称こそ変更されてはいるものの、内容自体はスルーザグリーンとほとんど同じです。

ただし、本記事では誤解を避けるために旧称の「スルーザグリーン」という表記で統一させていただきます。

2 スルーザグリーン上で起こりがちな3つの事例と対処法

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その範囲の広さゆえに、プレー中における大抵のトラブルはスルーザグリーン上で発生すると言っても過言ではありません。

以下では、そんなスルーザグリーンで起こりがちな3つの事例に沿って、その対処法をご紹介いたします。

2-1 カート道でボールが止まった

自分の打ち込んだボールがカート道で止まってしまうなんてことはよく起こります。

ペナルティを食らってしまうのではないかと不安に思われる方も多いのではないでしょうか?

実はルール上では、カート道は「動かせない障害物」に分類され、ペナルティなしで救済措置を受けることができるのです。これを「無罰の救済」と呼んでいます。

具体的には、以下の3つの条件を満たす「救済のニアレスポイント」と呼ばれる位置を決める必要があります。

救済のニアレスポイントを決める際に必要な3つの条件

  1. ボールのある位置に最も近い地点であること
  2. ボールのある位置よりホールに近づかない地点であること
  3. その障害を避けてストロークできる地点であること

ニアレスポイントを決めたら、そこから1クラブレングス内(クラブ1本分の長さ)の「ドロップエリア」にボールをドロップし、そこから再度打ち直しましょう。

ちなみに、この条件を満たさない場所からプレーを開始すると「誤所からのプレー」に該当し、2打罰のペナルティを受けてしまいますので注意が必要がです。

2-2 自分のボールを紛失してしまった

「芝生の生い茂るラフにボールを打ち込んでしまい、見失ってしまった...。」、これも初心者の方なら必ずと言っていいほど遭遇するトラブルの1つです。

この場合は、ロストボールと呼ばれるルールが適用されます。ロストボールとは、ラフやOBなどにボールを打ち込んでしまった場合に用いられる基本ルールの1つです。

まずは制限時間として設定されている3分以内に自分のボールを見つける努力をしましょう。

制限時間内に探しても見つからない場合には、ペナルティとして1打罰をスコアに加算し、そのボールを打った場所の近くまで戻ってからもう一度打ち直します。(ストロークと距離に基づく措置)

ただし、ボールを探し始める前であれば「暫定球」を打つことも可能です。

2-3 打ちやすくするためにボール周囲の芝生を踏み均した

ルールに関する知識の少ない初心者の方の場合、打ちやすくするためにボール周辺の芝生を踏みならしたり、クラブヘッドで押さえつけたりしてしまうこともあります。

しかしこれは「ライの改善」に当たり、スコアに2打罰が加算されてしまうペナルティ行為なのです。

ちなみに「ライ」とは「ボールのあるグラウンドの状態」のことを指し、よく経験者の方は「ライが良い / 悪い」という表現をします。

ゴルフでは「ライの良し悪し」に関わらず、「あるがままの状態」でプレーすることを常に意識しましょう。

ただしハザード以外であれば、小石、小枝、落ち葉、動物のフン(ルース・インペディメント)などプレーの邪魔になるものは、ペナルティ無しで動かすことができます。

3 初心者に優しい「スルーザグリーン6インチプレース」のローカルルール

スルーザグリーン上では、「スルーザグリーン6インチプレース」と呼ばれるちょっと特別なローカルルールが存在します。

「スルーザグリーン6インチプレース」とは、不利な場所にボールを打ち込んでしまった場合に、そのボールの場所から6インチ(15.24cm)の範囲内でボールを動かせるというルールです。

例えば木の根元にボールを打ち込んでしまった場合など、ライの状態が極端に悪い時にこのルールが用られます。

ただし、このルールはあくまで「ローカルルール」なので、公式大会などでは用いることはできません。

また公式大会でなくても、「スルーザグリーン6インチプレースを許可する」という旨の掲示がされてないゴルフ場では、このルールを使用しない方が無難です。

特にコンペなどでは、必ず幹事さんに確認してからルールの使用を検討するようにしてくださいね!

まとめ

本日は、スルーザグリーンについてご紹介しました。

スルーザグリーン(ジェネラルエリア)= ゴルフコース全体 − (ティーイングラウンド + パッティンググリーン + バンカー)」と覚えておきましょう。

とは言ってもスルーザグリーンは、あくまで巨大なゴルフコースを構成する要素の1つに過ぎません。

また冒頭でも触れたとおり、ゴルフはプレー区域によって適用されるルールが異なります。

まずは自分のプレーしているエリアが何処に当たるのかをしっかりと把握して、適用されるルールの違いを意識することが大切です。