ゴルフ初心者におすすめ!スリークォータースイングのコツ
ゴルフにおける「スリークォーター」とはフルスイングを「1」とした際の「3/4(3分の4)」程度でスイングをすること。飛距離よりも方向性を目的としたショットで役立つスイングなんです。また、ゴルフ初心者にっとては、スイングを習得するのにも最適なスイング方法とも言えます。
ラウンドでフルスイングすると中々ボールに当たらなかったり、うまくボールをミートできないことがあるかと思います。
特にゴルフ初心者の方は、遠くに飛ばそう飛ばそうと思っても難しいですよね。
今回はそんなゴルファーにおすすめな、「スリークォータースイング」についてメリット・デメリットを踏まえて分かりやすくご紹介していきます。
目次
1 スリークォーターとは?
スリークォーターとは英語で3/4(4分の3)、つまり70%のこと。
ゴルフでこの「スリークォーター」といえば、フルスイングを「1」とした時の3/4のスイングのことを指します。
つまりフルスイングとハーフスイングの間のスイングです。
ハーフスイングはトップとフィニッシュの時の腕が地面と平行になる程度のスイングのことですが、スリークォータースイングはそれよりも少し腕が上がります。
トップとフィニッシュの際の手元が、ちょうど肩の高さにくるくらいのスイングがスリークォータースイングなんです。
それに伴って打つ時の力加減のイメージも70%ほど。
そのため、飛距離はあまり期待できませんが方向性をしっかりと狙って打ちたい時に便利なスイングと言われています。
2 メリットとデメリットはある?
2-1 安定したスイング
スリークォーターで打つことのメリットは、何と言ってもスイングの安定性。
フルスイングよりも抑えめな動きでスイングするため、スイングがブレにくくしっかりとミートすることができます。
そのため打ちたい方向に確実に打ち込みたい時や、斜面からのアプローチショットでボールコントロールしたい場合に役立つのがこのスイング。
さらに残りの距離に対して、1つ上の番手をチョイスして軽く打つ場合にもこのスリークォーターショットが使えます。
技術面だけでなくショットの調子が悪いなと感じる時、力みすぎている時などもスリークォーターショットをすることで力みが軽減されるため、メンタル面でのメリットも感じられるでしょう。
2-2 初心者ゴルファーのスイング習得に役立つ
ゴルフ初心者にとっては、ゴルフを始めたばかりだと中々スイングしても芯でボールをとらえることが難しいですよね。
そんな時にはスリークォーターのスイングで練習することで、よりコンパクトでミート率をあげられるようなスイングを習得できます。
これはゴルフ初心者に限ったことではありません。
スイングの調子が悪い時やミート率が悪い時にも、スリークォータースイングでスイングすることで、改めて正しいゴルフスイングを取り戻すのに役立ちます。
2-3 様々なミスショットを引き起こす場合も
スリークォーターはスイングの安定性と方向性の安定がメリットとして上げられるとご紹介しましたが、実はメリットばかりではないことを理解しておくことが必要。
例えば、フルスイングではないため自分で力のコントロールを加減しすぎて飛距離が十分でないことも。
さらにボールコントロールしようと思うと体の上半身と下半身の動きのバランスが崩れて、結果的にプッシュアウトや引っ掛けなどのミスショットを引き起こす可能性もあります。
ゴルフ初心者にとってはメリットとなるこのスイングですが、このようなデメリットからゴルフ上級者の中にはあまり好まない人も少なくないと言われています。
3 スリークォーターの打ち方とコツ
3-1 脇を少し締めるように意識しよう
スリークォーターのスイングは、特に"フルスイングの3/4にしなければならない"という訳ではありません。
しかし目安として、トップとフィニッシュの手首の位置は肩の高さをイメージしてスイングすることをおすすめします。
この時腕を上げすぎないようにするためには、少し脇を締めるように意識すると良いでしょう。
そして、肩の回転はフルスイング同様しっかりと回すことが重要。
肩の回転がなくなってしまうとしっかりとボールを打つことができません。
また、ボールをとらえる時にあまり手首を返しすぎないこと。
手首の角度(コック)をキープすることで、方向性もしっかりと安定しやすくなります。
3-2 前傾姿勢を保ち、力を抜きすぎないこと
フルスイングの時にも言えることですが、前傾姿勢をキープすることも重要です。
フィニッシュの際でも前傾姿勢を保つことは中々難しいかもしれません。
しかし、前傾姿勢を「意識」することでうまくボールをとらえることができるでしょう。
そしてもう一点注意したいのが、力を抜きすぎないこと。
スリークォータースイングをすると、フルスイングでないために力を抜きすぎてしまうことがあります。
振り幅が小さいからといってスイングは緩めず、しっかりとスイングすることが重要です。
まとめ
今回は、コンパクトなスイングで方向性の安定が期待できるスリークォータースイングについてご紹介しました。
このスイングは初心者だけでなく、普段大振りになりがちな方や最近スイングの調子が悪いゴルファーにもおすすめのスイング方法です。
さらにラウンドしていると、ここはしっかりとボールコントロールしたい場面が必ずといっていいほどあるかと思います。
そんな時はスリークォータースイングをぜひ試してみてください。
もちろん事前に打ちっ放しなどでしっかりと練習することも大切です!

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