ゴルフ初心者が覚えたいパットの基本を解説!
ゴルフのスコアは、どれだけ少ない打数でグリーンに乗せるかで決まる!なんて思っていらっしゃいませんか?
実はより良いスコアを出すには、ボールがグリーンに乗ってからが勝負なのです。
すなわち、いかにパターが上手く打てるかでゴルフのスコアは左右されると言われています。
といってもパッティングの仕方は様々で、正しい打ち方や合った打ち方は人それぞれです。
そんな中でも今回は、「パットの基本」である構え方や握り方、基本的な練習方法などをご紹介します。
目次
1 1ラウンドでの理想のパット数とは?
一般的に、ゴルフのスコアの40%がパット数と言われています。
まず、初心者ゴルファーが目指したいのがスコア「100切り」ですよね。
ずばり100切りをするための理想のパット数はスコアの40%、1ラウンドで39パット以内に収めること。
基本的に1ホールあたり2パットでクリアしていくと、内3回は3パットしても100切りが狙えるのです。
このように、より良いスコアを狙うにはパット数にも意識しておくことが大事であるとわかりますね。
そのためにはしっかりと自分のパット数をスコアに記入することを忘れてはなりません。
ゴルフ初心者の中には、1ホールで打った総数を数えるだけで精一杯でパット数を数えている暇がない!なんて方も多いのではないでしょうか?
そんな方は、まずは自分がグリーンに乗るまでの打数と、グリーンに乗ってから何打でカップインしたかを分けて数えてみましょう。そうすることで今の自分のパット数が分かり、習慣づけることもできるでしょう。
2 パットの基本
グリーンオンしてからのパッティングは、初心者ゴルファーはとくに感覚だけで打っていまいがちです。
その結果3パット、4パット…とホールごとに纏まらないスコアになってしまうのです。
今からご紹介する「パットの基本」をしっかり意識して、パッティングの基礎中の基礎を身につけましょう!
2-1 アドレスの取り方(構え方)の基本
まず始めに基本となるのはアドレスの構え方です。
ドライバーショットやアプローチショットとおなじく、パッティング時の構えは基本的に力み過ぎずに構えることが大事です。下記の点を意識して構えてみましょう。
2-1-1 前傾姿勢を保つ
ティーショットなどと同様、パッティング時でも基本的には前傾姿勢を保ちます。
背筋を伸ばしたまま、お尻を後方に突き出します。それから膝を軽く曲げて構えるイメージです。
その状態で、腕を脱力して肩からブランと垂らすように腕をおろします。ちょうど肩の真下に両手がくるイメージ。
脱力した状態での自然な両腕の位置が、自然な動きでストロークすることにつながります。
これが基本的なパターの体勢。ここでも力み過ぎずに自然な状態で構えることを意識しましょう。
2-1-2 スタンスは自分に合った幅を
スタンス幅に関しては、ご自身でもっともしっくりくる幅を見つけて構えることをおすすめします。
広い方が打ちやすい人、狭い方が打ちやすい人など骨格や体つきなどで打ちやすいスタンス幅は変わってきます。
もしまだ自分のスタンス幅が見つけられていない場合は、肩幅の広さを基準として何度か打ってみてください。打ちにくければスタンス幅を広げたり狭めたりと試してみて、ご自身にあったスタンス幅を見つけましょう。
2-1-3 ボールの位置は目の真下か少し左
アドレスをとった状態で地面をみた時、目の真下かそのすこし左足よりがボールの位置になるよう構えるようにしましょう。イメージとしては「左目の真下にボールがある」ことを意識してみてください。
これが一般的なパッティング時のボールの位置です。
ただ使用しているパターによっても最適なボールの位置が変わってきます。
パターを構えた時にシャフトとフェースの位置が同じ場合(オフセットなし)は、スタンス中央よりも左よりにあった方がまっすぐ打ち出しやすいと言われています。
一方で、フェースが後ろに引っ込んでいる「オフセットあり」のパターの場合、若干右寄り、もしくはスタンス真ん中よりの方が構えやすいと言われています。この場合は左目の真下をイメージするか、それよりもボール半個分右にセッティングしてみてもいいかもしれません。
2-2 グリップの握り方と位置
2-2-1 基本はオーバーラッピング
パターのグリップの握り方にはいくつかの種類があります。
しかしパターの基本として、覚えておきたいのが「オーバーラッピング」。
基本的には、他のクラブを握る時の握り方と同じです。
パターのグリップは平らになっている部分があるので、そこに両手の親指を乗せて握ります。そして左手の人差し指を伸ばし、両手を密着、伸ばしていた人差し指を握った状態の右手の上に置きます。
これが基本的なオーバーラッピングの握り方です。
この場合、握りの強さはだいたい3〜4割を意識して、力み過ぎないよう意識しましょう。
2-2-2 グリップの位置は左太もも付け根の内側
体の中心でグリップを構えてそこからストロークすると、インパクト時にフェースが開いた状態で当たりやすくなってしまいます。結果的に、ピンよりも右方向に打ってしまうことも。
それを防ぐためにもグリップの位置は、アドレスした状態の左太もも付け根の内側に位置するようセッティングしてみてください。そうすることでハンドファーストの構えになり、ピンに向かってまっすぐストロークしやすくなるでしょう。
2-3 打ち方の基本
2-3-1 パッティング前に必ずラインを読もう!
まずボールがグリーンに乗ったら、ボールからピンまでのラインを必ず確認しましょう。
始めはラインの読み方がわからない!なんて方もいらっしゃいます。
・ボールからピンまでのラインは上りか、下りか。
・左に切れそうか、右に切れそうか、それともまっすぐか。
この2点さえ意識して確認すれば良いと言えるでしょう。
もっと正確に読めるようになるために、ラウンド中だけでなくラウンド前のパター練習でもグリーンのラインを意識して打ってみましょう。
2-3-2 上半身でストローク、左手は添えるだけのイメージ
パッティングの基本は、下半身はかさず、上半身の動きだけを使って打つこと。
この時気を付けなければならないのは、頭を動かさないことです。
頭を動かしてしまうとストロークがブレたり、ターゲットを見失い、結果的にハズしてしまう可能性もあります。ストロークが終わるまでしっかりとボールを見ているイメージで打ちましょう。
さらに、両肩からグリップまでの両腕のラインを結んだ三角形の形を、崩さないよう意識して打ちましょう。振り子をイメージすると打ちやすいかと思います。
手首から先は、右手の甲でボールを転がすイメージ。左手は返したり捻ったりせず、添える程度でOKです。
2-3-3 常に同じテンポを意識しよう
インパクト時に急に減速したり、逆に加速したり、止めるように打ったり…パッティングで一定のテンポで打てないと、ストロークがぶれる原因となってしまいます。
そうならないためにも、テイクバックからストロークが終わるまで同じテンポ、スピードを意識して打ちましょう。
また、日頃からテンポやスピードを意識して練習することもおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
パッティングは、簡単そうに見えて実はかなり難しく、まさしく1打でスコアが左右されるものです。
しかしわざわざ練習常でなくても自宅で練習ができるので、パターを極めることがスコアを縮める一番の方法とも言えます。
実際パッティングのスタンスや握り方、テンポの速さなどは個人によってしっくりくるもの、こないものがあります。
自分にあったパッティングを見つけるためにも、今回ご紹介した「パットの基本」をまずは身につけましょう!

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