ゴルフ初心者必見!グリーン上の遊び「オリンピック」の基本的なルールとは?
ゴルフにおける「オリンピック」をご存知でしょうか?
おそらく、ゴルフ初心者の方は「五輪(オリンピック)」をイメージする方が多いかと思います。
しかしゴルフでよく使われる「オリンピック」とは、初心者からベテランまで幅広く楽しむ事ができる遊びのこと。
今回は「オリンピック」の基本的なルールから、より楽しむためのオプションルールまで分りやすくご紹介します。
1 ゴルフの「オリンピック」とは?
そもそもゴルフにおける「オリンピック」とは、あの「世界的なスポーツの祭典」ではなく、ラウンド中に取り入れる簡単なゲームのことを指します。
よくコンペで聞いたり、参加したりする「ニアピン賞」や「ドラコン賞」なども実はこの「オリンピック」のひとつ。
ただラウンドするだけでなく、ちょっとしたゲームを取り入れる事でラウンドさらに楽しく面白くなりますよね。
さらに「オリンピック」と呼ばれるゲームは、ゴルフが上手い下手関係なくプレーヤー全員が平等にチャレンジできるゲーム、と言われています。
それでは詳しく見てみましょう。
2 「オリンピック」の基本的なルール
2-1 全員のボールがグリーンに乗ってからゲームスタート
オリンピックは、全員のボールがグリーンに乗った時点でスタートします。
4人でプレーしている場合、それぞれのボールがカップから遠い順に点数が決まります。
カップから遠い‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥近い |
|||
金(4点) | 銀(3点) | 銅(2点) | 鉄(1点) |
そしてボールがあるところから1パットでカップインした場合、該当するポイントを獲得できるというルール。
これを18ホールプレーし、ホールアウト後に合計ポイントが高いプレーヤーの勝ちという簡単なゲームなのです。
ちなみに3人でプレーする場合は、鉄なしの「金/銀/銅」でプレーする方が多いようです。
2-2 グリーン外からチップインした場合
上記では全員のボールがグリーンに乗っていた場合ですが、場合によってはグリーン外からチップインする場合もありますよね。
チップインした場合は、「金」の上である「ダイアモンド」とよばれ、5点を獲得することができます。
ダイアモンドが発生した場合は、残り3人のプレーヤーのポイントは、カップに遠い順から金(4点)、銀(3点)、銅(2点)となります。
2-2 計算方法
最終的な計算は、ホールアウト後に行います。ラウンド中は、1パットで沈めた時のポイントをしっかり記録しておきましょう。
ちょっとややこしいですが、計算方法は下記の通り行います。
【(自分の点数合計×他人の人数)ー(他人の点数合計)】
わかりやすい例を見てみましょう。
Aさん=10点、Bさん=8点、Cさん=6点、Dさん=2点 の場合
・Aさん (10×3)- 16 = 14 ポイント
・Bさん (8×3)- 18 = 6 ポイント
・Cさん (6×3)- 20 = -2 ポイント
・Dさん (2×3)- 24 = -18 ポイント
Aさんが14ポイント、Bさんが6ポイント勝ち、Cさんが2ポイント、Dさんが18ポイント負け、という結果となりました。
何を賞品とするかはそれぞれですが、例えばDさんがAさんに14杯のビールを奢り、BさんにCさん、Dさんが合わせて6杯分奢る、ということです。
3 オリンピックをより楽しむためのオプションルールとは?
これまでオリンピックの基本的なルールをご紹介してきましたが、このゲームを始める前にプレーヤー同士でオプションルールを決めることもあります。
様々なオプションを追加することで、さらに盛り上がる事間違いないでしょう。
今回は、そのオプションでよく使われるルールをご紹介します。
3-1 追加ポイントがもらえるオプションルール
3-1-1 砂イチ
バンカーからボールを一発で出してグリーンオン、続けて1パットでカップインすること。
砂イチを達成したゴルファーは、追加で3ポイント獲得できます。
3-1-2 竿イチ
よく砂イチとセットで使われるもの。
ピン(旗)の長さよりも遠い位置にボールがある場合、「竿イチ宣言」をすることでこのルールが適応されます。
「竿イチ宣言」をした上で1打でカップインした場合、追加で3ポイント獲得できます。
ただし、宣言後に3パットしてしまうとマイナス3ポイントとなるので注意です。
3-1-3 ホールインワン賞/イーグル賞/バーディ賞
それぞれ下記のスコアでホールアウトすると、追加ポイントを獲得することができます。
・ホールインワン賞 追加30点
・イーグル賞 追加20点
・バーディ賞 追加3点
3-1-4 ニアピン賞
ショートホールでカップに一番近い位置に1オンしたプレーヤーが、2パット以内でカップインした場合に追加で3ポイント獲得できます。
ただしそのホールで誰もニアピンしなかった場合、追加ポイントは繰越になります。
つまり次のショートホールに3点繰越になり、そこでニアピン+2打以内でカップインした場合、合計6ポイントを追加で獲得できるのです。
3-1-5 フォーカード
同じポイントを4回揃えると、その合計ポイントを獲得できるというルール。
例えば、銅(2点)を4回連続でとると、追加で8点のポイントを獲得できます。
3-1-6 ストレート
金、銀、銅、鉄の4つが揃った時に、追加で10ポイントを獲得できるというルール。
さらにダイヤモンドまでも含まれると、15ポイント獲得となります。
3-1-7 チューリップ
ストレートが揃ったプレーヤーが、次のホールでも1パットでカップインした場合に、追加で3ポイント獲得できるというもの。
ただし、そのホールで3パットするとそ追加ポイント獲得の権利は無くなります。
3-2 マイナスポイントになるオプション
3-2-1 くず鉄
ピンに一番近い鉄のプレーヤーが1パットでカップインできなかった場合、マイナス1ポイントとなるルール。
鉄はピンから一番近いから1パットで入れて当然、という考えからきているようです。
一番近いと言えどもかなりハードルが上がりますね…!
3-2-2 マイナスパット
プレーヤーが3パットした場合、それぞれ下記のようにマイナスポイントとなります。
・鉄のプレーヤーが3パットした場合 マイナス4ポイント
・銅のプレーヤーが3パットした場合 マイナス3ポイント
・銀のプレーヤーが3パットした場合 マイナス2ポイント
・金のプレーヤーが3パットした場合 マイナス1ポイント
3-2-3 OKイチ(マイナスOK)
ボールがカップまで届かず、1グリップ以内であるOK位置で止まった場合はマイナス1点となるルール。
ただし、グリーン外からのOKイチは認められないケースが多いようです。
2-3-4 やきとり
ハーフラウンドで1パットが一度もないプレーヤーは、マイナス3ポイントの減点となります。
マイナス3ポイントにならないように、1度だけでも1パットで収めたいものです…!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ゴルフのオリンピックはルールもシンプルですし、スキル関係なく勝ち負けを競う事ができるゲームであることがお分りいただけたかと思います。
このゲームであれば、ゴルフ初心者の方も気軽に参加できそうですよね!
ただし、このゲームはあくまでも楽しく遊ぶ、盛り上がるためのゲームであることは忘れないでください。
スコアやスキルを伸ばすだけでなく、このようなゲームもどんどん経験してラウンドを楽しみましょう!

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