これで安心!2019年ゴルフの新ルール。OBでも初心者にやさしい5つの改定
ゴルフのプレー中、自分でも思わずガッツポーズを取りたいくらいのナイスショット。
ワクワク感と共にボールを確認しにいくと、「残念、OBだった...」なんて経験したことありませんか?
ゴルフをプレーする上でOBを出したことが無い人はいないと言ってもいいほど。
ですが、OBのルールと対処を知っていれば、慌てることなく次のショットに切り替えることができます。
本日はそんなゴルファーなら誰しもが通るであろうOBのルールや対処法についてご紹介したいと思います。
目次
1 OBとは?
OBとは、アウトオブバウンズ(Out of Bounds)の略語で、各ホールのプレーができる規定の場所から外に出てしまったことをいいます。
基本的には、山や林の中など、まともにボールを打つことができない場所に設定されています。
また、OBには白杭や白線で示されいるため、すぐにOBエリアに入ってしまったのか判断しやすくなっています。
2 OBになるとどうなるの?
OBエリアと呼ばれる白杭より外側のエリアにボールを打ってしまった場合、1打罰のペナルティが発生します。
さらには、ボールの捜索などでプレーの進行にも影響がでてしまうため、まさにミスショットといえます。
また、OBとなったプレーが、ティーショットなのか2打目以降なのかによっても対処法やカウントの仕方が異なってきます。
3 OBになった場合の対処法やルール
ティーショットがOBになってしまった場合
1打罰のペナルティが付き、3打目として再度ティ−ショットを打ちます。
しかし、日本のゴルフ場では、ローカルルールとして"前方特設ティーからのプレーイング4(前進4打)"というルールが設けられてる場合もあります。
正式なルールに則った処置では、1罰打を科して打ち直す処置となりますが、この「前進4打」ルールでは、2罰打のもとで前進し、特設ティーというエリアから4打目を打ってプレーを続行することができます。
初心者ゴルファーが上手い方と同行する場合に、このルールを使うことでスピーディーにゲームを進めることができるため、よく用いられます。
セカンドショット(2打目)がOBになってしまった場合
1打罰のペナルティーが付き、OBとなったボールを打った場所の近くで、グリーン上のカップに近づけないようにボールを落として再度打ちはじめます。
4 OBなのか判断がつかなかった場合には暫定球を宣言する
プレー中、確実にOBと判断できる場合は、上記対応で問題ありません。
しかし、ボールの転がりが悪かったり、何かしらの原因でOBになったかどうかの判断が打った場所から出来ない場合があります。
OBかどうかを確認しに行き、そこでOBだった場合、最初に打ったところのできる限り近い場所から打ち直さなければなりません。
プレーの進行も遅れ、周りの方にも迷惑かけるなんてことに...。
ゴルフのマナーとして、ゴルフ場にいる皆に影響の出る「スロープレー」はNG。
そんな時のために、暫定球というルールがあります。
暫定球とは、ボールを紛失(ロストボール)またはOBの可能性がある時に、暫定球を宣言し、暫定的に別のボールを打ってプレーをすることができるルールです。
そうすることで、最初のボールの行方を確認する時間と労力が省けるのでスロープレーを防ぐことができます。
もし、ロストボールの可能性がある場合は迷わず暫定球を宣言しましょう。
5 2019年の新ルール改定によるOBの変更点
2019年1月からゴルフの新ルールが改正し、いままで分かりにくかったルールがシンプルになることでよりスピーディーなラウンド周回が可能になりました。
もちろんOBも例外ではありません。
せっかくなのでOBに影響するであろう新ルールも抑えておきましょう。
新ルールによって暫定球が必要なくなった
先でも説明した通り、今までのルールではOBの判断が難しい場合、暫定球を宣言し、暫定的に別のボールを打つのがマナーとされていました。
しかし、新ルール改定によって、ボールの紛失やOBだった場合、2打罰を加えることで「ボールがなくなった付近、または、ボールが出た付近」からドロップしてプレーを再開することが可能となりました。
これによって、暫定球を行わずにOBかな?という場合でも余計な心配なくプレーに集中することができます。
紛失球の探索時間が短縮
これまでは、OBなどによる紛失球の探索時間が5分と決められていましたが、新ルール改定後「5分→3分」に短縮されました。
紛失球を探索している間は、他のプレーヤーに迷惑がかかるもの。
ゴルフのマナーとしてスロープレーはNGとされています。
しかし、新ルール改正によって、よりスピーディーにラウンド周回ができるようになりました。
球を動かしてしまった際の罰が免除に
新ルール改正によって、球をうっかり動かしてしまったなどの罰が免除になりました。
紛失球を捜しているとき、気付かずに足がボール当たってしまって罰を受ける。そんな経験をされた方もいるはずです。
あるいは、うっかり手がボールに触れてしまったり...。
そういった運悪くもらってしまった罰も今後は免除され、罰なしでそのままプレーすることができるようになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はOBのルールや対処法についてご説明させていただきました。
しっかりとルールや対処方法を知っておくことで、スロープレーを防ぐことができ、楽しくゴルフをプレーすることができます。
特にコースデビューを控えている方や、まだ間もない方は事前に復習してからラウンドに臨みましょう!
ロストボールについての詳しい記事はこちらをチェックしてみてください!

-
ゴルフで池ポチャした時はどうするの?対処法と新ルールを解説
2019.6.24
-
【2019年】ゴルフの新ルールで大きく変更したバンカーのルールとは
2019.6.20
-
ゴルフに「ギブアップ」のルールはある?
2020.8.30
-
ゴルフの暫定球って?詳しく解説!
2019.6.11