知っておくと便利!アマチュアゴルファーの平均スコアとは?
ゴルフの楽しみ方は人ぞれぞれですので、スコアだけが全てではありません。
会社の付き合いでプレーする人、新しい人脈を作ったり親睦を深めるために参加する人、友達と世間話をしながら楽しくラウンドしている時間が好きという人もいます。
しかし、いざ平均スコアを知って自分のスコアと比較してみると、意外と競争心が燃えてくるなんて方も多いのではないでしょうか。
アマチュアゴルファーの方であってもスコア平均を知ることは、プレーのモチベーションや技術向上にも繋がっていくでしょう。
今回は「公益財団法人 日本パブリックゴルフ協会」の公開しているデータを元に、ゴルフの平均スコアはもちろん、初心者ゴルファーがまず目指したい「スコア100切り」のためにすべきことなどをご紹介いたします。
目次
1.そもそも日本のゴルフ人口ってどれくらい?
公益財団法人日本生産性本部がまとめた「レジャー白書2017」に掲載されているデータによると、2016年度の日本のゴルフ人口は550万人でした。
つまり20人に1人は、1年に1回以上ゴルフをプレーしていることになります。
どうでしょうか?この数字を多いと感じるか、少ないと感じるかは人によって変わってくるはずです。
ただしこのデータには、「年に1回だけ会社で開催されるコンペなどの付き合いで参加する」という方も多く含まれていますので、例えば月に1回以上プレーするような熱心な方の人口はもっと少なくなると予想されます。
2.経験年数別に見る!ゴルフスコアの平均
※ 出典:公益財団法人 日本パブリックゴルフ協会 平成24年調査・研究事業報告書
2-1. 経験年数1〜3年のスコア平均
経験年数1〜3年の方のスコア平均は、120台〜130以上が30%前後を占めています。
上達の目安とされる100切りスコアの方も、全体の3%に満たないような数字です。
以上のことを踏まえると、経験年数が3年以内の方で、100〜110台のスコアを持っている方は平均より上と言えるでしょう。
経験の浅い方はまずこのあたりのスコアを目指してみると良いかもしれません。
2-2. ゴルフ経験年数5〜10年のスコア平均
経験年数5〜10年になると、120〜130台の方が減って100前後のスコアの割合が徐々に増えてきます。
100前後のスコアが安定して取れるようになってくると、いよいよ「中級者ゴルファー」の域に入ったと言えるのではないでしょうか。
70〜80台というかなりの好スコアを叩き出す方もチラホラと出てくる頃です。
2-3. ゴルフ経験年数15年以上のスコア平均
経験年数が15年を越えると、120〜130台のスコアを出す方が大きく減り、70〜90台のスコアを出す方の割合がかなり増えていることがわかります。
これくらいの好スコアをコンスタントに叩き出せるようになると、いわゆる「上級者ゴルファー」を名乗ることができる域といえます。
プロ・アマチュア合同の大会などに出場しても好成績を残すことができるくらいの実力を持っている方もいることでしょう。
3.スコア100切りを達成するには?
初心者ゴルファーから脱するためにまず目指したいのは、スコア100切り。
このくらいのスコアを取れるようになると、胸を張って「特技 : ゴルフ」なんて自己紹介をすることもできそうですよね。
しかし、いざ目指そうとしても何からはじめて良いのかわからないという方も多いはず。
もちろん練習を繰り返すことが最も重要であることは間違いないのですが、今回はなるべく効率的にスコア100切りを達成するために必要なポイントをいくつかご紹介します。
3-1.できる限りOBを減らす
OBとは、Out of Boundsの略で、プレー区域外にボールが入ってしまうことを指しています。
経験の浅い方だと飛距離を出すためにドライバーを使って打った結果、うっかりOBを出してしまうなんてこともよくあることです。
OBを出すと1打罰となるため、回数を重ねるほどスコア100切りからどんどん遠のいてしまいます...。(OBに関して詳しく知りたい方ははコチラ)
初心者の方やゴルフ経験のまだ少ない方は、力いっぱいにクラブを振って飛距離を稼ごうとしてしまいがちです。
しかし初めのうちは飛距離を出すことよりも、できるだけ狙った場所に落とすことを意識すると良いでしょう。
3-2.ナイスショット不要!ダブルボギー以内に抑えることを意識する
無理をしてバーディーやパーなどを狙う必要はありません。目標はあくまで「スコア100切り」。ゴールから逆算して考えてみましょう。
・72(※18ホールのパー) + (ダブルボギー(+2)× 18ホール) = 108
仮に18ホール全てダブルボギーで終えた場合、スコアは108。ここからあと-9すれば、念願の100切り達成となります。
つまり18ホール中の半分をボギー、もう半分をダブルボギーで終えることができれば…
・72(※18ホールのパー) + ( ボギー(+1)× 9ホール )+ (ダブルボギー(+2)× 9ホール) = 99
ついに100切り達成です!このように目標のスコアから逆算することで、最低限越えるべきラインが見えてきます。
100切りを目指すためには、なるべくダブルボギー以内に抑えることを意識してプレーに臨みましょう。
3-3 毎ホール2パット以内におさめる
ゴルフのスコアカードには、スコアを記入するところの隣にパット数を記入する欄があります。しかし初心者ゴルファーの方は、そもそもスコアを数えるのに精一杯という方がほとんどでしょう。
スコアを伸ばすには、パット数が一番重要!なんて言う方も多いほど、パット数がスコアを左右するのです。
平均スコアが90~100以内のゴルファーの平均パット数は2パット以内であると言われています。それがスコア100以上のゴルファーとなると、平均パット数は2以上。
平均スコアが良ければよいほど、パット数も少なくなるということがわかりますね。
普段打ちっ放しに行く暇がない、という方もパター練習であれば自宅でも可能です。
忙しい方にとっては、パターを極めることが100切りへの最短の近道とも言えるかもしれません…!
ゴルフ初心者が覚えたいパットの基本をチェックして練習に励みましょう。
3-4. 既に100切りを達成している人と一緒にプレーする
スポーツに限らず仕事や勉強なども、自分よりもレベルの高い集団に属することはモチベーションや成績アップのためにとても重要なことです。
自分よりも実力の高い人と一緒にプレーすることで、技術などを目で盗むことができます。
またゴルフはとりわけメンタル面の影響が現れやすいスポーツと言われていますので、レベルの高い集団に属してプレーすることで、メンタル面も強くなり、ここ一番という場面でも胆力もつくはずです。
周りにスコア100切りを達成している方がいる場合、ぜひ一度、一緒に練習やラウンドしてみることをオススメいたします。
まとめ
本日はゴルフの平均スコアと、スコア100切りのために押さえておきたいポイントについてご紹介しました。
平均スコアを知ることで、自分の持っているスコアとの差がよくわかり、モチベーションアップにも繋がります。
ただし、何度も言うようにゴルフはスコアだけが全てではありません。
自分が一番楽しいと感じるプレースタイルを貫くことが一番です。特に初心者の方の場合、スコアはあくまでオマケ程度に考えて、ゴルフを楽しむことだけを考えましょう。
「ゴルフって難しいけれどちょっと楽しいかも…」
スコアについて考えるのは、そんな気持ちが湧いてきた後でも遅くはありません。

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