ゴルフにおけるインナー着用のメリットって?季節別おすすめタイプとは?
よくスポーツシーンなどで見られる、インナーウェア。
インナーウェアとは、いわゆるウェアの下に着る「機能下着」を指します。
最近ではプロゴルファーなども、夏でもインナーを着てプレーしているのを見かけますよね?
夏なのに暑そう…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、ゴルフにおけるインナーのメリットやデメリット、さらに季節別での選び方などをわかりやすくご紹介します。
目次
1 ゴルフにおけるインナーの必要性とは?
まず、「そもそもインナーって必要?」と思う方もいらっしゃるかと思います。
単刀直入に言うと、「持っていた方が良い」です。
インナーには基本的に機能性があるものが多く、様々な種類から自分にあったもの選ぶことができるのでメリットはたくさんあると言えるでしょう。
しかし、メリットだけでなくデメリットもあるのが正直なところ。
そんなインナーのメリット、デメリットを詳しく見てみましょう。
1-1 インナー着用のメリット
1-1-1 様々な機能性がある
インナーのメリットとしてまず第一にあげられるのが、機能性の多さ。
特にゴルフ用のインナーは、UVカットになっているものが多く販売されています。常に野外で紫外線を浴びながらプレーするスポーツならではですよね。
さらに、汗を素早く吸い取り乾かし、常に快適な状態でプレーできる「吸汗速乾」機能が付いているものも多くあります。
UVカットや吸汗速乾機能は、季節関係なく押さえておきたい機能性です。
さらに季節別に見てみると、夏であればひんやりする素材を使用した「接触冷感」機能がついているものや、通気性が良い「メッシュ」素材て作られているもの、紫外線や熱などを遮断する「遮熱」機能などがあります。
冬であれば、「保温」機能や汗や水分を熱に変えてくれる「発熱」機能、最近では冬の冷たい風から身を守る「防風」機能がついているものも。
インナー一括りにしても、商品によって様々な機能が付いていて、常に快適にプレーできるのがインナーのメリットと言えるでしょう。
1-1-2 自分の好みに合わせた形を選べる
インナーはぴったり、ピチピチで着ているイメージで、肌に密着するものは着心地が悪い!逆に暑そう…!なんて思う方も少なくないはずです。
しかし、最近ではインナーにも様々な体形から選べるようになっています。
イメージ通り肌に密着してピッタリと着る「コンプレッション」型から、ピッタリ着るのが苦手なゴルファーには「ルーズフィット」型のインナーまで。
夏用のインナーだと、腕部分だけの「アームカバー」や女性であれば羽織るタイプの「ボレロ型」もあります。
アームカバーやボレロ型インナーであれば、着脱する面倒も少ないし、化粧崩れも気にせず着れますね。
さらにはネック部分まで覆ってくれるタイプや、Vネック、半袖タイプ、ノースリーブタイプなども。
機能性だけでなく、インナーの体形も選べるので自分の好みに合わせて選べるのもインナーの良いところです。
1-1-3 ゴルフ用ならではの機能性
全てのインナーに当てはまる訳ではありませんが、ゴルフ用のインナーならではの機能性があるものもあります。
それはスイングサポート機能。
背中部分や腕部分に特殊な切り替えを施し、ピッタリ着る着圧感を利用して、スイングしやすいように作られているのです。
インナー=動きづらいというイメージではなく、逆にほどよい着圧感からスイングや肩甲骨の動きをサポートしてくれるのです。
1-2 インナーのデメリット
1-2-1 着苦しい、着脱が面倒
何と言っても、インナーのデメリットは程よい着圧があるために着苦しいと感じる方もいるという点と、着脱しづらいという点。
基本インナーは肌に密着しているものが多いため、必然的に通常のゴルフウェアのサイズよりも小さいサイズ感となります。
そのため着苦しいと感じたり、脱ぎ着するのが面倒と感じるゴルファーも多いようです。
夏であれば特に、着脱するだけで汗をかく方も…。
しかし、そういった場合は着脱が少ないアームカバーなど部分的なインナーを着ることで解消できるでしょう。
1-2-2 適度に買い換える必要がある
様々な機能性が魅力的なインナー。その機能性は、インナーの表面に施されていたり、糸に施されている場合が多いのです。
そういった場合何シーズンもずっと使用したり、洗濯を繰り返すことで機能性が落ちることもあるのです。
そのため、一度購入したらずっと機能性が続く訳ではなく、ある程度の期間使用したら買い換える必要があります。
では実際どのくらい使ったら買い換えるべきなの?と思う方もいるはずです。
買い替えの期間は個人の使用頻度やその素材の性質によって変わるため、一概には決められません。
商品によっては、"洗濯何回までOK"と書いてあるものもありますのでチェックしてみると良いでしょう。
1-2-3 ゴルフ場によってはNGのところも
インナーは基本的には機能性のある「下着」の部類に入ります。
そのため、格式高いゴルフ場や名門ゴルフ場では「下着」と見なされ、着用不可であることもあるようです。
もしくは、着用は可能だが他プレーヤーに見えてはいけない、という場合も。
最近はプロゴルファーが着用していたりで一般的になりつつありますが、本当に稀にそういったゴルフ場もあるということを覚えておきましょう。
ゴルフはそのゴルフ場のルールとマナーを守ることが大前提です。
不安な場合は直接ゴルフ場に問い合わせることをおすすめします。
2 季節別インナーの選び方とおすすめの組み合わせ
では実際、季節別にどの様なインナーやウェアとの組み合わせが良いのでしょうか?詳しくご紹介していきます。
2-1 春ゴルフでのインナーの選び方
初春に多い「春一番」と言われる強風。春はこの風対策をいかにできるかが重要です。
日中は気温が高めでも、立ち上がりや風の影響で体感温度は低くなりがち。そんな時おすすめなのが、防風機能付きのインナーです。
防風機能付きであればそのインナーさえ着ていればその上はベストやセーターのみ、軽いアウターのみでも良いでしょう。
しかし、春も初夏ヘ向かえば防風機能では暑すぎます。
吸汗速乾、UV機能付きインナー+ポロシャツ+ベストもしくはセーター(+軽いアウター)
上記の組み合わせであれば寒暖差による汗冷えも防げて快適にラウンドできるでしょう。
2-2 夏ゴルフでのインナー
夏は何と言っても、紫外線対策と暑さ対策が重要。
直接日光を当たると、日焼けだけでなく体力も消耗すると言われています。ラウンド中ずっと太陽の下でプレーするゴルフだからこそ、インナーを活用して少しでも快適にプレーしましょう。
おすすめは、ハイネックの長袖タイプ。日陰が少ないゴルフ場でのラウンドは、首元が日焼けがち。
体力温存のためにもなるべく素肌を出さない工夫が必要です。
吸汗速乾、UV、遮熱もしくは接触冷感機能付きインナー(長袖ハイネックタイプ)+半袖ポロシャツ
女性であれば、吸汗速乾、UV、遮熱もしくは接触冷感機能付きインナー+ノースリーブシャツも最近ではよく見られます。
女子プロゴルファーでもそういったスタイルをしていますね。
夏のインナーは長袖に限らず、アームカバーやボレロタイプのインナーもおすすめです。
さらには虫が多いゴルフ場だからこその「防虫」効果があるインナーも販売されています。
自分の好みにあったインナーを選びましょう。
2-3 秋ゴルフでのインナー
最近の日本は、秋でもまだまだ暖かいことが多いですね。しかし、朝夕は急激に温度が下がることも。
春同様に急な寒暖差にも対応できるよう、インナーで対応することがおすすめ。
吸汗速乾、UV機能付きインナー+半袖ポロシャツ+ベストもしくはセーター(+軽いアウター)
秋でも紫外線や強い日差しには要注意です。日焼け対策をしながら寒暖差に備えましょう。
2-4 冬ゴルフでのインナー
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冬はしっかりと寒さ対策をすることが重要。寒いからといってウェアを何枚も上に重ねれま重ねるほど、スイングに影響を及ぼします。
重ね着すればするほどヘッドスピードが下がる、なんて言われているほど。
スコアに影響を与えないためにも、機能性の高いインナーでしっかりと防寒することが大事です。
防風もしくは保温、発熱機能付き長袖インナー(タートルネックもしくはハイネック)+ポロシャツ+セーター(+アウター)
インナー保温性や発熱性が高ければ高いほど、薄着でラウンドすることができます。
タートルネックであれば、ポロシャツなしでセーターやアウターベストを着ることも可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
インナーは様々な機能があるだけでなく、自分の好みの形やタイプを選ぶことができます。
着脱が面倒であるというデメリットもありますが、自然の天候の中でいかに快適にプレーできるかがスコアにも影響してくるものです。
今まで敬遠してきたゴルファーの方も、一度チャレンジしてみることをおすすめします。
上手にインナーを組み合わせて、どの季節も快適にラウンドを楽しみましょう!

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