ゴルフスイングの正しいフェースローテーションとは?
ゴルファーであれば、誰でも正しい理想的なスイングを身に付けたいものです。
特にゴルフ初心者にとっては、スイングを覚える段階で正しいものを覚えることがとても重要ですよね。
今回はそんなスイングの中でも必要不可欠とされるフェースローテーションについてご説明していきます。
では早速みていきましょう!
目次
1 フェースローテーションとは?
1-1 スイングにおいて不可欠なもの
そもそもフェースローテーションとは、インパクトゾーンにおけるクラブフェースの開閉運動のことを指します。
開閉運動とは、テイクバックからバックスイングにかけて開いたクラブフェースを、ダウンスイングからフォロースルーにかけてフェースターン(フェースを返すこと)させること。
フェースローテーションは、スイングをする上で自然に起こる、いわば必要不可欠な運動です。
ただし、どのタイミングでフェースが開いて閉じるかなどはその人のスイングによって異なります。
一般的には、バックスイングのピークで90度ほどフェースを開き、インパクトの瞬間にボールに対してフェースが垂直(スクエア)になってフォローでフェースが閉じていくのが理想的なフェースローテーションと言われています。
1-2 フェースローテーションの重要性
そもそもゴルフクラブのヘッドは、勝手にくるくると回るような設計になっています。もっとわかりやすく言うと、クラブフェースが開くように作られているということ。
このくるくる回る動きはパッシブトルクと言われており、飛距離を出すためには重要なポイントになんです。
パッシブトルクが正しいフェースローテーションによって正しい向きに発生することで、しっかりとボールを捉えられることができるのです。
逆にこのフェースローテーションが正しく行われないと、パッシブトルクはマイナスの向きに発生するため、思うような飛距離が出せなくなる可能性があります。
2 フェースローテーションはあまり意識しすぎないほうが良い?
「フェースローテーションを抑える」というフレーズを耳にしたことはありませんか?
ここでの「抑える」とは、インパクト直前から直後にかけてフェースの開閉運動を抑えて、わざとフェースがスクエアな状態を長くキープすること。
このようにフェースローテーションを「意識的に」行うことで、方向性の安定が狙えるのです。
しかし、一方でフェースローテーションを意識しすぎると、ダフったりシャンクしたりとミスショットを起こしやすくなるゴルファーも多くいらっしゃいます。
フェースローテーションは自然に起こる動作ですので、練習では意識しながらスイングしてみるのも大切ですが、実際のラウンドではあまり意識しないことをおすすめします。
3 フェースローテーションの練習方法
フェースローテーションは飛距離を引き出すキーポイントであるとご紹介してきました。
ではいったい、どういった練習が効果的なのでしょうか?
体がフェースローテーションを一番覚えやすい方法、それが足を閉じてスイングすることです。
普段は肩幅ほどのスタンスを開けてスイングするかと思いますが、そのスタンスを無くして、膝を軽く曲げて素振りを行ってみてください。
足を閉じると、ます体の軸が細くなります。そうすると体重移動がなくなりますよね。
つまりフェースローテーションをしないとスイングができなくなるので、結果的に正しいフェースローテーションを覚えることができるのです。
この練習は、一番フェースが返りやすいサンドウェッジ(SW)で行うのがおすすめ。
決して大振りはせずにコンパクトさを意識して、ハーフスイングで行いましょう。
なれたらティーアップした球を実際打ってみるのもありです。
安定した打球が打てるようになるまで繰り返しこの練習をして、正しいフェースローテーションを身に付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はスイングには不可欠なフェースローテーションに関してご紹介しました。
フェースローテーションは意識せずとも自然に行われる動作でなかなか意識することは難しいかもしれません。
さらに意識しすぎるとミスショットも起こしやすいのでなかなか厄介でもあります。
しかしたまに練習で意識しながらスイングすることは、改めて正しいフェースローテーションを見直すことにも繋がります。
今回ご紹介した練習法で是非とも飛距離アップを狙っていきましょう!

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