ゴルファーなら必ず知っておきたい!ゴルフの起源や歴史とは? | CLUNK クランクゴルフ公式サイト

2019.02.14 Posted

ゴルファーなら必ず知っておきたい!ゴルフの起源や歴史とは?

日本だけでなく世界各国の幅広い層から親しまれてきたゴルフ。

しかし、その歴史や起源については意外と知られていないことが多いようです。

そもそもゴルフは何処の国からやってきたスポーツなのか、ゴルフという名前の由来、日本におけるゴルフの歴史etc…皆さんはどれくらい理解していますか?

歴史的背景までしっかりと知ってからプレーするゴルフは一味も二味も違うはず…。

本日は、ゴルフを楽しむにあたって最低限押さえておきたいその起源や歴史について分かりやすく解説いたします!

 

1.ゴルフ発祥の国ってどこ?

結論から言ってしまうと、ゴルフの発祥国について実はまだハッキリとしたことは分かっていません…。一般的にゴルフは書籍等でも、「イギリスで誕生した紳士のスポーツである」などと紹介されることが多いですね。

しかし実際はイギリスの他にも、オランダ、フランス、中国、さらには古代ローマ帝国時代に誕生したという説まで存在するのです。今の所この中のどれかがゴルフの発祥国であると断言することもできません。

そのことを踏まえた上で、以下、各発祥説の詳細について見ていきましょう。

 

1-1.スコットランド(イギリス)を発祥国とする説

よく有名な説の1つとして挙げられるのが、スコットランド(イギリス)を発祥国とする考え方です。

14世紀頃のスコットランドで暮らす羊飼い達の間では、先端の曲がった杖のようなもので小石を打って転がす遊びが流行していました。

ある日羊飼いがいつものように足元の小石を杖で転がしていると、偶然野うさぎの巣の中にコロコロと石が入ってしまったのだそう。その羊飼いは仲間を呼んで、みんなでうさぎの巣の中に小石を転がし入れる遊びを始めたことから、現在のゴルフの原型が生まれたと言われています。

しかしながら羊飼い達が石遊びをしていたという話についてその事実を裏付ける証拠が見つからないため、起源としての信ぴょう性を欠いていると言わざるを得ません。

ただし、1452年にスコットランド国王 ジェームズ2世によって「ゴルフ禁止令」というものが発令されたことからも、14世紀中盤にはすでにゴルフというスポーツがスコットランドに存在していたことは確かです。

 

1-2.オランダを発祥国とする説

数ある中でも最も有力な説は、オランダを発祥国とする考え方です。

14世紀頃のオランダでは、「コルペン(オランダ語 : kolven)」と呼ばれるゲームが存在しました。

このコルペンは現在のゴルフのルールと実によく似ており、長い棒のようなものでボールを打って、より少ない打数でポールにボールをぶつけた人が勝つというものでした。

これがオランダからスコットランドへと伝播し、現在のゴルフの形になったと言われています。

 

1-3.フランスを発祥国とする説

オランダ発祥説と同じく、有力説の一つとしてよく紹介されるのがフランスを発祥国とする考え方も。

12世紀頃のフランスでは、鉤型の棒でボールを打ってより少ない打数で穴に入れることを競う「クロス」と呼ばれるゲームが流行っていたという事実が文献にも登場しています。

このフランス発祥説と採った場合、フランスのクロスという遊びが13世紀頃ベルギーへと伝播して「コルベン」に14世紀頃オランダへと伝わって「コルペン」に14世紀半ばにスコットランドへと伝わって現在のゴルフの形になった、と説明されます。

つまりフランス ベルギー オランダ スコットランドの順でゴルフが伝わり発展していったという考え方なのですね。

 

1-4.中国を発祥国とする説

ここまでヨーロッパ国々を中心に紹介してきましたが、実は中国をゴルフの発祥国とする考え方もあります。

中国ゴルフ協会と故宮博物院などの研究チーム曰く、12世紀前半、北宋時代の貴族の間では「捶丸(ツイワン)」と呼ばれる球技が流行し、これがゴルフの原型になったとのこと。

しかしながらこの説については否定的な意見も多く、あくまで北宋時代に存在した「捶丸(ツイワン)」はただ単にゴルフと似ているだけで、現在のゴルフとは無関係のものなのでは?という指摘もあります。

 

1-5.古代ローマ帝国時代に発祥したとする説

歴史家たちの間では、ゴルフの起源は古代ローマ帝国時代まで遡るという説も唱えられています。

古代ローマ帝国時代には、先の曲がった棒のような物で、動物の皮で羽毛を包んで作った球を打って遊ぶ「paganica(パガニカ)」というゲームが存在したのだとか

このパガニカが、ローマ帝国の勢力拡大に伴ってヨーロッパ各地に伝播していったと言われています。

紀元前まで遡ってしまいましたが、結局のところ、この古代ローマ帝国時代を発祥とする説の根拠も定かではありません。

 

1-6.日本を発祥国とする説も!?

少数説ではありますが、中には日本をゴルフの発祥国とする説も存在します。

奈良時代に貴族たちの間で流行した「打毬(たぎゅう)」と呼ばれる球技もまた現在のゴルフとルールもよく似ており、これがゴルフのルーツとなったと考えられているのです。

いよいよ言ったもの勝ちな雰囲気が出てきてしまったようにも思えますが、定説が存在しない以上、日本をゴルフの発祥国とする考え方を100%否定することも肯定することもできません。

ここまで複数の発祥説について紹介しましたが、各国によって色々な考え方があるんだなぁと思っていただければ幸いです。

 

2.ゴルフ(golf)の名前の由来は?

ゴルフの名前の由来は、どの国をゴルフの起源とするかによって変わってきます。

しいて挙げるとするならば、「オランダ語で棒を意味するコルフ(kolv)がスコットランドへと伝わってゴルフ(golf)になった」という説が、一番信ぴょう性が高いと考えられそうですね。

この説ならフランスやオランダを発祥国とした場合にも整合性がつく上に、オランダの「kolv」がスコットランドに伝わり「golf」になったとして、発音的にもそこまで無理がありません。

もちろんゴルフの名前の由来に関しても定説がないため、はっきりとしたことは未だ分かっていない状況です。

 

3. 近代ゴルフ文化の発展に大きな影響を与えたのはイギリス

3-1. 白熱したゴルフ人気とゴルフ禁止令

イギリス(スコットランド)という国がゴルフ文化の発展に大きな影響を与えたことは間違いありません。

先ほども説明した通り、1452年にはスコットランド国王 ジェームズ2世によって「ゴルフ禁止令」が発令されています。これは現存するゴルフに関する記述として最古のものです。

あまりの人気に家臣が弓などの稽古をサボるようになってしまったことから、仕方なくこの禁止令を発令したのだとか

いずれにせよ、14世紀頃にはすでにゴルフというスポーツがスコットランドで人気を博していたことは間違いありません。しかも15世紀初頭、ジェームズ4世の頃には、このゴルフ禁止令も解除されています。

一国の王様ですらゴルフというスポーツに魅せられてしまったのでしょう。

仮にここでゴルフが途絶えてしまっていたとしたら、現代のゴルフの形は存在しなかったかもしれません

 

3-2. 近代ゴルフルールの礎となった「セント・アンドリューズの13ヵ条」

200年ほど間は開きますが、1754年になるとスコットランドで「セント・アンドリューズの13ヵ条」というものが誕生します。

「セント・アンドリューズの13ヵ条」とは、ゴルフの基本となるルールを明文化したものです。近代ゴルフにおけるルールの礎と言っても過言ではありません。

例えば

 ● プレー中のボールは交換してはいけない。(第3条)

 ● ホールに入れるときはホールに向かって打つこと。自分のライン上にない敵のボールを、狙ってはならない。(第7条)

 ● ホールよりもっとも遠いボールの、プレーヤーからプレーすること。(第12条)

 【参考】夏坂健・訳『ゴルフ大全』(小社刊)より

 

これらのルールは現代のゴルフにおいても基本中の基本ですよね!

しかし今でこそ当たり前とされるルールも、「セント・アンドリューズの13ヵ条」によって明文化されていなければ、今頃別のルールに変わっていたかもしれません。

ゴルファー達の不文律を明文化したことは、後のゴルフ文化の発展に大きく寄与したと言えるでしょう。

 

4. 日本におけるゴルフの歴史

ここまで世界におけるゴルフの歴史を中心にご紹介しました。

ここからは少し視点を変えて、日本におけるゴルフの歴史について見ていきましょう。

 

4-1.  兵庫県に別荘を持つイギリス人が日本にゴルフを伝えた

日本でゴルフが伝わったのは1901年頃のこと。

イギリス人男性 アーサー=ヘスケス=グルーム氏が兵庫県に別荘に4ホールほどの小さなコースを作ったことが、日本におけるゴルフの始まりでした。

とは言ってもこの頃はまだまだゴルフはメジャーなスポーツとして認識されておらず、1903年に設立された「神戸ゴルフ倶楽部」の会員数もたった7人。

ゴルフの最盛期はもう少し先の話となります。

 

4-2. 世界大戦以降、ゴルフが一気に浸透する

第二次世界大戦後の1957年に開催されたゴルフのワールドカップ(カナダカップ)をきっかけに、ゴルフの人気は大きく上昇しました。

いわゆる「ゴルフブーム」の始まりです。そしてこの頃の日本の景気は、みなさんご存知の通り高度経済成長期!神武景気や岩戸景気、いざなき景気と呼ばれる好景気の波が次々と押し寄せます。

大手ゼネコンによってゴルフ場も次々に建設され始め、民間トーナメントも頻繁に開催されるようになりました。

熱狂的なゴルフファンが増え、トーナメントカップが開催されるたびにテレビ画面に夢中になっている方も多かったはずです。

しかしながら、ゴルフの最盛期はそう長くは続きませんでした。

 

4-3. 高度成長期から一転、バブル崩壊後はゴルフ人口も減少

高度経済成長期から一転、1991年になるとついにバブルが崩壊します。

不景気の波を受けやすいのは、ゴルフをはじめとした娯楽産業です。最盛期にたくさん建設されたゴルフ場も、経営が厳しくなるにつれ閉業を余儀なくされました。

会社の倒産、大幅な雇用削減などに伴ってゴルフ人口も一気に減少。

毎日生活を送っていくだけでも大変そんな人の割合の方が増えてしまったのです。

 

4-4 .2020年東京オリンピックに向けてゴルフ人気再燃中!

現在、日本のゴルフ業界は60代以上の方々のおかげで成り立っていると言っても過言ではありません。特に昨今の少子高齢化は、ゴルフ業界にも大きな影響を与えています。

だからと言ってゴルフの先行きが暗いかといわれると、そういうわけでもありません。

みなさんご存知の通り、2020年には国を挙げての一大イベントである東京オリンピックが開催されます。ゴルフもオリンピックにおける競技種目の1つですので、当然ながら非常に大きな注目を集めることは間違いありません。

また日本には若手のスター選手も多く、そのプレーに魅了されてゴルフを始める2030代の方も増えてきています。

「ゴルフ = おじさんのスポーツ」というイメージは徐々に変わりつつあるのです。

今後は若い方と一緒にゴルフ業界を盛り上げていくことが期待されています。

 

まとめ

今回は、ゴルフの起源や歴史についてご紹介しました。

現在のゴルフの形が出来上がるまでには、様々な変遷があったわけですね。

ルールやマナーを学習することもとても大切ですが、歴史を知ることもまたゴルフに対して敬意を表すことに繋がります。

歴史的背景まで理解してからプレーすることで、また違ったゴルフの楽しさを感じることができるかもしれません。